巣とセットアップ

アクリル製の巣

定義

透明なアクリル板を重ねてネジで留め、部屋を作ったアリの巣です。観察しやすく、脱走しにくく、掃除も簡単です。

別名アクリル製のアリの巣アクリルの巣
Messor barbarusの働きアリと種子の貯蔵庫が、アクリル製の巣の丸い部屋にはっきり見えている様子

アクリル製の巣は、透明なプラスチック板でできています。たいていはレーザーカットした板を何層にも重ねて部屋やトンネルを作り、ネジやボルトで固定します。今ではほとんどのアリ飼育ショップが自社ラインを持っていて、基本的なスターター用の巣からモジュール式のシステム、3Dプリントのパーツを使った試験管ベースの巣まで揃っています。

大きな強みは、見やすさと丈夫さです。すべての部屋がはっきり見えますし、Ytongの巣なら割れてしまうような落下にも耐えます。掃除も簡単で、ネジを外して板を洗い、乾かしてから組み直すだけです。板同士がぴったり合わさるので、アクリル製の巣はほぼ脱走しません。PheidoleやSolenopsisのような小さな種にもぴったりです。

弱点は湿度です。アクリルは水を吸わないため、部屋がすぐに乾いてしまい、空気がよどんでカビのリスクも高まります。出来のよいアクリル製の巣は、スポンジや、給水タンクにつないだ毛細管ウィック、試験管といった加湿システムを内蔵して、この問題を解決しています。

実践のポイント

  • きちんとした加湿システムがあるモデルを選び、自分の部屋でどのくらいの速さで乾くかを確認しましょう。
  • 部屋に赤や暗い色のカバーをかけると、アリは安心しますし、観察もできます。
  • カビを減らすため、餌は部屋の中ではなくアウトワールドに置きましょう。
  • 掃除はコロニーを別の場所に移してから行い、洗った板は丁寧に組み直しましょう。

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