体のつくり

腹柄

定義

胸部とガスターの間にある、アリの細い腰の節です。腹柄が1つだけのアリもいれば、その後ろに後腹柄という2つ目の節を持つアリもいます。

別名後腹柄

腹柄は、有名なアリの「腰」です。体の中央部とガスターをつなぐ細い節で、アリをアリらしく見せている特徴のひとつです。ガスターに曲がったり回ったりする大きな自由度を与えるので、刺したり、酸を噴射したり、狭いトンネルをすり抜けたりするときに役立ちます。

腰の形は、すべてのアリで同じではありません。Lasius niger、Formica cinerea、Camponotusなどは、1つの節、つまり腹柄を持ち、小さな直立した鱗のような形をしていることがよくあります。Messor barbarus、Pheidole pallidula、Tetramorium caespitum、Crematogaster scutellarisなどは2つの節を持ちます。腹柄と、それに続く後腹柄という2つ目のこぶです。

Crematogasterは、おもしろい例です。後腹柄がガスターの前ではなく上部につながっているので、ハート形のガスターを背中の上に持ち上げることができるのです。

実践のポイント

  • 捕まえた女王の種を調べるときは、腰の節の数を数えましょう。1つか2つかで、候補がすばやく絞れます。
  • 腰がはっきり写った横からの写真があると、アリ飼育のフォーラムで、女王の種を教えてもらいやすくなります。
  • ルーペやスマホのマクロモードを使いましょう。小さな働きアリでは、腹柄はとても小さくて見落としやすいです。
  • 女王を手で移さなければならないときは、やさしく扱いましょう。腰は体のなかでも細くて繊細な部分です。

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