体のつくり

大顎

定義

アリの頭の前にある一対のあごで、ブルードや食べ物の運搬、掘削、切断、種子割り、防衛に使います。形は種によって大きく違います。

緑色の種子に大顎を使うMessor barbarusの働きアリたちと、頭の大きな大型働きアリ

大顎はアリのあごで、手のような働きをします。アリは私たちのように噛みません。大顎を使って、つかみ、運び、切り、掘り、戦います。働きアリが幼虫を動かしているときも、コオロギの脚を引きずっているときも、砂粒を運んでいるときも、使っているのは大顎です。

形は仕事によって決まります。Messorの大型働きアリは、種子を割るための巨大で強力な大顎を持っています。Pheidole pallidulaの大型働きアリは、大きくて鋭い大顎で、小さな働きアリや女王のために食べ物を細かく砕きます。ハキリアリは大顎で葉を切り取りますし、トラップジョーアントは獲物を捕らえるために、時速約140マイル(約225 km)で大顎を閉じることができます。一方、オスのアリの大顎はたいてい弱く、戦いではほとんど役に立ちません。

強い大顎は、私たち飼育者にとっても大事です。アリは巣そのものにも大顎を使うからです。

実践のポイント

  • Messorの大型働きアリはYtongのようなやわらかい素材にトンネルを掘れるので、新しい穴がないか確認し、大きなコロニーにはアクリルなどの硬い素材も検討しましょう。
  • コオロギのような大きな餌は、小さなコロニーのために半分に切って、働きアリが大顎で開けられるようにしましょう。
  • 大顎を開き、ガスターを持ち上げているのは、警戒のサインです。セットアップに手を入れる前に、コロニーに少し余裕をあげましょう。
  • 強い大顎を持つ種のなかには、はっきりわかるほど強く噛む種もいるので、セットアップは慎重に扱いましょう。

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