コロニーとカースト

多型

定義

同じコロニーの中に、小型働きアリや頭の大きな大型働きアリなど、大きさや形がはっきり違う働きアリがいることです。役割も違うことが多いです。

種子の殻の上を歩くMessor barbarusの大型働きアリと、その後ろにいるずっと小さな小型働きアリ

多くのアリの種では、働きアリはみんなほとんど同じ見た目です。ほかの種では、コロニーが大きさのまったく異なる働きアリを育てます。それが多型です。小さいものは小型働きアリ、大きいものは大型働きアリと呼ばれ、兵アリと呼ばれることもあります。

働きアリの大きさは、普通の意味で遺伝によって決まるわけではありません。おもに幼虫の育て方、特にどれだけ餌を与えられたかによって決まるので、コロニーは大きな働きアリが何匹必要かを「決める」ことができます。

Messor barbarusは典型的な例で、最小の働きアリは約3 mm、大型働きアリは最大14 mmに達し、種子を割るための巨大な赤い頭を持っています。Pheidole pallidulaでは、大きさがはっきり2つのグループ、つまり小さな小型働きアリと頭の大きな大型働きアリに分かれ、これを二型と呼ぶこともあります。CamponotusやハキリアリもMessorと同じく多型です。

実践のポイント

  • 大型働きアリがすぐに現れることは期待しないでください。若いコロニーはまず小さな働きアリを作り、大型働きアリはコロニーが大きくなり、よく食べるようになってから現れます。
  • タンパク質をたっぷり与えると、多型のコロニーが大きな働きアリを育てやすくなります。
  • 大型働きアリは強力な大顎を持つことを忘れないでください。MessorではYtongのようなやわらかい素材をかじって穴を開けるので、それを踏まえて巣を選びましょう。
  • 多型の種は見ていて楽しいです。分業の様子を、自分の目で見られるからです。

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