ライフサイクル

脱翅した女王

定義

結婚飛行での交尾の直後などに翅を落とした女王アリで、これから部屋を掘ってコロニーを作ろうとしています。

別名翅を落とした女王翅のない女王

脱翅した女王とは、自分で翅を取り除いた女王アリのことです。結婚飛行のあと、交尾を終えた女王にはもう翅は必要ないので、脚を使ったり地面にこすりつけたりして、付け根から折り取ります。胸部の両側には、小さな翅の痕が今も見えます。

翅を失うのは女王の人生の大きな節目で、もう飛ぶのはおしまいにして、掘り始める準備ができたことを意味します。Lasius nigerのような完全閉鎖型の種では、女王は不要になった翅の筋肉をのちに分解して、最初の働きアリを育てる間のエネルギーとタンパク質の源にします。

私たちアリ飼育者にとって、群飛のあとに地面を一匹で歩く脱翅した女王は、まさに探している相手です。ただし、翅を落としていることは強い手がかりではあっても、確実な証拠ではありません。ごくまれに、きちんと交尾しないまま翅を落とす女王がいて、そのような女王は受精卵を産むことができません。

実践のポイント

  • 結婚飛行のあとは、歩道や小道、壁の根元で、一匹で素早く歩いている翅のない女王を探しましょう。
  • 繁殖できない女王や、創設期を乗り越えられない女王もいるので、脱翅した女王は複数匹捕まえることをおすすめします。
  • できるだけ早く試験管セットアップに移し、暗くて静かな場所でそっとしておきましょう。
  • セットアップの女王が数日たっても翅を付けたままでも、慌てないでください。ただし、交尾していない可能性は頭に入れておきましょう。

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