大型働きアリ
定義
大きさの異なる働きアリがいる種に見られる、頭が大きく大顎が強い大型の働きアリです。種子を割ったり防衛したりする力仕事を担います。

写真: André LABETAA/stock.adobe.com
大型働きアリは、多型のコロニーにいる大きな働きアリのことです。普通の働きアリより大きくてがっしりしていて、一番はっきりした違いは頭です。強力な大顎を動かす筋肉がぎっしり詰まって、とても大きくなっていることがよくあります。
大型働きアリは、特に力のいる仕事を引き受けます。Messor barbarusでは、大きな赤い頭を使って、小さな働きアリには扱えない種子を割ります。Pheidole pallidulaでは、頭の大きな大型働きアリが、小型働きアリと女王のために餌を砕きますし、巣を守るのも得意です。そのため、大型働きアリは兵アリと呼ばれることもあります。
大型働きアリは決して多数派ではありません。コロニーに余裕があるときにだけ投資するので、できたばかりのコロニーには現れません。働きアリの数がある程度増えて、食料が安定してきたころから現れ始めます。
実践のポイント
- 多型のコロニーにまだ大型働きアリが出てこなくても、時間をかけて、タンパク質をたっぷり与えましょう。
- Messorには、いろいろな大きさの種子を与えましょう。硬いものは大型働きアリが処理してくれます。
- Messorの大型働きアリはYtongのようなやわらかい素材にトンネルを掘ってしまうので、巣の壁に脱走経路ができていないか、よく見てください。
- 大型働きアリは写真撮影やじっくりした観察にぴったりです。働く姿を見逃さないでください。