採餌
定義
巣の外で食べ物や水などの資源を探す行動で、働きアリが見つけたものを集めて持ち帰り、コロニーの仲間と分け合います。

採餌とは、働きアリが巣を出て、食べ物や水、巣の材料を探しに行く行動のことです。それを行う働きアリは採餌アリと呼ばれます。コロニーの中でも年上の働きアリであることが多く、若いアリはたいてい巣の中に残って、女王やブルードの世話をします。
採餌アリは、よいものを見つけても独り占めしません。多くの種は、帰り道にフェロモンで化学的な道しるべを残し、仲間がそれをたどって食べ物までたどり着けるようにします。巣に戻ると、食べ物は分け合われます。その一部は栄養交換、つまり液体の食べ物の口移しによるものです。こうして、女王は命の危険を冒して外に出なくても、餌をもらえるのです。
採餌の仕方は種ごとに違います。Messor barbarusは種子を集めて穀物庫にためこみ、Lasius nigerはアブラムシのところへ甘露をもらいに通い、ハキリアリは菌園のために葉を運びます。季節によっても活動は変わり、秋には暖かい部屋にいても、働きアリが採餌に出る回数がずっと少なくなります。
飼育下では、アウトワールドがコロニーの採餌エリアです。偵察のアリが新しい餌を見つける様子を眺めるのは、この趣味の最高の楽しみのひとつです。
実践のポイント
- 餌は巣の中ではなくアウトワールドに置きましょう。アリが自然に採餌できて、巣も清潔に保てます。
- 最初は数匹しか出てこなくても心配いりません。小さなコロニーが送り出す採餌アリは、ほんのわずかです。
- 採餌の活発さは、健康チェックにも使えます。冬以外に急に減ったら、何か問題があるのかもしれません。