ライフサイクル

休眠(ダイアポーズ)

定義

コロニーが代謝を落とし、女王が産卵をやめ、ブルードの発育も止まるプログラムされた休止期で、冬の寒さと短い日照が引き金になります。

別名休眠期間休眠

休眠(ダイアポーズ)は、温帯に住む多くのアリが毎年冬に迎える生物学的な休止期間です。女王は産卵をやめ、幼虫は成長を止め、コロニー全体が春の訪れまで、ずっと遅い代謝で過ごします。

休眠が特別なのは、単なる寒さへの反応ではないことです。アリ自身の体内時計で制御された、プログラムされた段階なのです。だから、暖かい部屋にいても、秋になると女王の産卵が減り、働きアリの採餌の回数がぐっと少なくなることに、多くの飼育者が気づきます。コロニーは休むときだと「知っている」のです。

趣味の世界では、この期間をたいてい冬眠と呼びます。Lasius nigerやMessor barbarusは「少なくとも2か月ほどの休眠が必要」と私が書くときも、まさにこのことを指しています。10月下旬から3月ごろまで、その種に合った涼しい温度で休ませる期間のことです。毎年これを省くと、女王の寿命が縮み、ひいてはコロニー全体の寿命も縮んでしまいます。

すべての種に休眠があるわけではありません。熱帯のアリの多くは一年中活動していて、環境が変わるときにほんの少し動きが鈍くなる程度です。

実践のポイント

  • まず種について調べましょう。休眠が必要か、いつ始まるか、好む温度はどのくらいかを確認します(Lasius nigerは約10 °C、Messor barbarusは約15 °C)。
  • 秋にコロニーが眠そうになっても慌てないでください。産卵が減り、活動が落ちるのは、休眠が始まる普通のサインです。
  • 休眠期間の前に熱源を切り、試験管に水がたっぷり残っているか確認しましょう。
  • 春になったら、コロニーを少しずつ室温に戻し、アリが活動し始めてから餌やりを再開しましょう。

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